中学生のさまざまな男子女子の、それぞれの視点による恋愛模様を描いた作品。って書いとけばいいだろうか。なんかねえ、痛い恋愛、寂しげな恋愛、不可解な恋愛、いろいろですよ。でも、ああこんな感じだよなあ、っていうか知らんけど、こんなだろうなあ、とか思っちゃう感じです。相変わらず説明が下手でスマン。
ジョージ朝倉というこの作家。わしが知ったのはつい最近です。IKKIで連載をはじめたころか。いや、もちっと前から名前だけは知ってたけど、ちゃんと読んだことは無くってね。で、今IKKIでやってるのがなんとなく面白かったので、旧作に手を出してみたって感じです。こういう感じで読む作家はだいたいアタリを引けるんだけど、これもアタリでした。
最近、何度も読み返す漫画って少なくなってきてるんだけど、これは買ってからすでに4〜5回は読み返してるなあ。いや、そんなに面白いとかってんじゃないんだけど、なんとなく読み返したくなる雰囲気があるのよ。ひとつの理由は、なんとも不可解な女子中学生の思考にあるのかなーとか思わないでもない。が、単純に人を惹きつける絵柄ではあるよなー。あと、まあカバーが強烈です。特に1巻は。
と、まあどこがどう面白いとか表現できなくて恐縮だが、読んでみる価値はあるんではないかなと。えーと、たぶん山崎さやかあたりが好きな方なら。わからんけど、なんとなくそんな感じがした。
とりあえず★★★☆☆で。
根岸と新井のかぽーはなんだか見ててほほえましいのだが、1巻最後に登場するマキみたいな話もなかなか。妄想力ってさあ、年取ると萎えるよねえ。わし、最近、生々しい妄想とかできなくなっちゃったもの。はー。