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なんだろう。ラブコメではないのね。ラブもコメもあるんだけど、それだけじゃない。「ちあき」という名の緑色の頭の少年を中心とした、少年少女らのうだうだとした日常を描いてる、って感じかなあ。これを一言でいうと「青春群像」とかになりそうだけど、そんなお堅いモノではなくて。なんかこう、だらだらとした作品です。ただそのだらだら加減が心地いいのね。
ビーム連載。なので、途中アスペクトからエンターブレインになってます。
「だらだら」とか書いてるけど、話がすすまない訳じゃないし、登場人物それぞれ胸のうちにいろいろ抱えるものがあったりするし。それぞれ前に進もうとして、いちいち躊躇して、ほかの人を巻き込んでーみたいな雰囲気だろうか。なんだか非常に抽象的だがだいたいそんな感じ。というか、日常生活ってのは得てしてそんなもんじゃないかなーとか思うわけで。そういう意味じゃ、「ありがち」な感じで、そこに共感できたり、感情移入できるってのもあるかなあ。ただ、物語に没入するってタイプのお話ではないね。なんとなく第三者的にちあきの弄られっぷりを眺めてくすくす笑うのが正しい読み方なんじゃないかなーとか思うです。
そんなこんなで、なんとなくぱらぱらーっと気楽に読んで気楽に楽しめる漫画だね。突出した部分はないかもしれないけど、こういう気楽さってのは大事だと思う。
つーことで★★★☆☆くらいで。おひまがあれば。
志村貴子という漫画家、これが最初の長期連載ってことになるのかな。今はエロティクスFで「どうにかなる日々」を連載してるけど、読みきりタイプだしなあ。なんとなく淡々と、飄々としているようで、視点をはずさないって感じで面白い漫画を描く人だと思う。できればほかの続き物も読んでみたいね。ただ、こういう作風って、続き物書くとみんな同じ雰囲気になっちゃうんじゃない?っていう不安もあるな。まあその辺の怖いもの見たさ、みたいなものも含めて。
ちなみに「無限の住人」と時々間違えるのだが、全然別の作品ですけん(間違えないって)。
エロティクスFでやっている、読みきりモノを中心とした短編集。「どうにかなる日々」4編、「無毛信仰」、「ハッピーなエンド」、「先生のくせに」収録。
なんというか、いかにもこの人っぽく、かつ程よくエロティックな作品。冒頭1話目なんかは、なんとなく居酒屋でいっしょに飲んでた男の住む一軒家に、旦那に捨てられた元人妻が転がり込んで、だらだらするって感じ。一軒家がもと連れ込み旅館だと聞いて妄想するってのもあるんだけど、そういう部分も本筋もあまり重要でないんだよな。つくづく雰囲気で読む作家だなあ。なかにはマンガらしい展開のある話もあるのだが、この人の場合はそういうものの方が違和感あるかもなあ。
初出が「麗人」の「ハッピーなエンド」と「先生のくせに」は片方がホモな双子の兄弟の話。だからといって兄弟でアレなわけではないし、やおい表現もそんなに脂っこくはないので、この手のが相当苦手な人でなければ読めるんじゃないかと。あ、やおいっぽい話はもうひとつあったな。や、こっちも軽めではあるんだけど。
そんなこんなで、気楽に読めていいんだけど、ただ「……で?」的な感想ってのもなくはないわけで。暇つぶしにはいいかもしれないけど、あえて読みたいと思うマンガではないかもしれないなあ。んー、絵とか表情とかにはものすごく魅力があるし、そのどうでもよさげなあたりも魅力だったりするんだけど、こういうよさって人には伝え難いんだよなあ。
ということで★★☆☆☆くらい。おためしで読んでみるのがいいかなあ。
この手の作風って、どんどん記号化してしまいそうなのがちょっと怖いね。
女の子になりたい小学5年生二鳥修一君と、同級生で男の子になりたい高槻よしのさんの、ちょっと倒錯した思春期の少年少女を描くコメディ、って感じだろうか。ビーム連載中。
なんかもう、それだけでおしまいって感じなのだが、、、やあ、女装とかじゃなくてね。なんていうか、ある種の背徳的な行為って、最初はおっかなびっくりなのよね。それが徐々に慣れてエスカレートしていく、っていうのは多分誰しも経験があるんじゃないかなと思うのだ。それがしかも小学校高学年とか、中学生くらいの多感な時期だったりすると、ねえ。とか思うとすげえドキドキしてしまうのですが、わしなんかやばいだろうか(汗)。
まあ、あとなんつーか、この人の描く子供って、独特の可愛らしさと独特の毒をもってるなあ、と。二鳥君の女装を最初に見てしまい、二鳥君に洋服をプレゼントする千葉さんという女の子がいるんだけど、こういう雰囲気を描くのが実にうまいなあ、とか思います。
と、どこがどういいってのはなかなか表現できない漫画ですが、★★★☆☆くらいで。けど、読んでも何が面白いんだか全然わからない、って人も結構いるだろうなあ。
ところでこの人の描く漫画って、ナニゲにやや倒錯気味のが多いのね。ホモだったり、レズだったり。でもその辺をさらっと描くあたりがこの人のセンスなのかなあ、とか、わかった風なことを考えたりしてるわけです。
この人のマンガを読むと、なんかほっとするんだよなあ。
絵柄と会話のテンポとかのせいなんだろうか。
いやなんせ作品中の恋愛って、どれもひどくアブノーマルなのにな。
いとこのお姉さんがAVに出て、ってのはある意味ノーマルだけど、なんだかね。
んでもまあ、レズとかホモとかショタとか書いていながらさらっと読ませるってのは、ある意味すごいよな。
そんなこんなで、よーわからんが★★★☆☆。
このシリーズは終わってしまったのだが、またエロFで描いて欲しいな。 あるいはIKKIあたりとか。や、ビームの「放浪息子」も面白いんだけどね。 んでもなんつーか、こういうエロ混じりなのもこの人の味が出ていいなーとか思うわけです。
思春期手前の少年少女。その揺れる心を描く話題作、待望の第2巻!!(帯より引用)
相変わらずな感じなのですが、二鳥くんと高槻さんの行動はどんどんエスカレートし、
修一はおばあちゃんからもらったお小遣いでカツラを購入してしまう。
以前高槻さんを男の子と思いナンパした女性・ユキさんが実はオカマだったり、ユキさんとその彼氏とお友達になったり、
他方、修一の姉の真穂は芸能界入りを目指してオーディオション受けたり、
千葉さんは新しいクラスになじめず保健室登校になってしまったりと。
そんな感じでいろんな思いが交錯しつつもまったりしている、というのがこの人の持ち味だなあ。
そんなこんなで★★★★☆。
いやあのね、いつも書くんだけど、この人のマンガ、どこがどう面白いってのが表現しづらいのね。
しかし、なんとなくふとしたときに手にとって読んでしまいがちなのよ。
そういう面じゃ「あずまんが大王」なんかと雰囲気似てるのかもしれないなーとか思ったり(※面白さとかじゃなくてね)。
で、ここんとこなんとなく自分の中で志村貴子祭り開催中で。この1週間くらいの間に「放浪息子」は何度読み返したことか。
あと、「どうにかなる日々」とね。今日は「敷居の住人」読むことにしよう。
あれ、止まらなくなるんだけど、7巻もあるのよね。がんばろう(がんばることか)。
なんつーか。
おもしろいんだけどさあ、この漫画をおもしろいって言ってちゃいけないような気もしてきた。
シュウちゃん、かわいらしすぎ。やべえよ。
ということで3巻目。
前巻の修学旅行あたりからの流れで、ちょっとイヤな展開に。
とある事件が起きて、シュウと高槻さん、千葉さんは、お互いのことを気遣いながらも離れてしまう。
イヤっつーか、なんかヘビーな展開。小学生って、こんなもんかなあ。というか、女子の世界なのかねえ。
よーわからん。
まあそういうヘビーな展開がありつつも、なんとか仲直りしつつ、他方シュウの姉である真穂の同級生・瀬谷との関係とか、
シュウと同じく女の子に憧れるマコちゃんとか、あとはシュウと真穂がモデル事務所に所属していよいよ麻衣子ちゃんが登場したりとか。
新たな展開も匂わせつつ、という感じで。
って、何書いてるのかわかりませんな。まあそういうことです。
相変わらずどう面白いのかを説明するのが難しいのですが、しかしなんだな、なんとなく「面白い」っていう漫画ではなくなりつつあるかも。
あ、いや、面白いんだけどさ(どっちだよ)、笑える面白さじゃなくって、ドラマとかに真剣に見入っちゃう感じかなあ。
なんていうか、思いの交錯具合が非常に心地よいというか。やはりうまく説明できないんだけど。
ともあれ、★★★★☆。
それにしてもシュウ、ほんとかわいらしすぎ。あっちでも書いたけど、回を重ねる毎にどんどんかわいくなるのな。
この巻の表紙とか、あとキャラ紹介ページとか。たまらんっ。ってやべえよほんと。
あー、これ出ちゃったからまた8〜9ヶ月待ちかあ。