むかーしゲームブックというものがはやったことがあって,ちょうどそのころ小学生〜中学生だったわたしはけっこう熱中したものである.
で,最近某ドルアーガの攻略スレッドを見てたら,名作ゲームブック「ドルアーガの塔三部作」のプレイ記を書いてる人のページが紹介されていた.自分の記憶をたどりながら最後まで読んでしまった次第.
さらに,その人のページのリンクからあれこれとゲームブック関連のページを眺めて懐しさにひたっていたところ,なんと
創土社というところから最近ゲームブックが再販されているらしいではないですか.さらに少ないながらも新作まで出ているという.
あまりにびっくりしたので,その新作「チョコレートナイト」を買ってきてみた.
ちょっとやってみたところ,かなり簡単にしてある模様.ゲームブックなんぞ初めて見るという人にも売るつもりのようだ.まあ簡単にしても売れるかどうかかなり怪しいと思うけど.
即死トラップや絶対必須アイテムもないようだし,怪物とのまともな戦闘もあまりないし,死んでも寺院で復活できたりするし.パズルは今回も多めだけど,これもそんなには難しくない感じ.
一時流行した双方向式でもなく,パラメータの管理もフラグのみ.マップを書く必要もないように作ってあり,ゲームブックを気軽に遊べるようにするシステムとしてはよくできてると思う.正直,今の時代は複雑なゲームをやるならPCやゲーム機でやればいいわけで,小説でもあるという点を生かすには気軽なシステムのほうがいいのかもしれない.
難点をあげるなら,挿絵がいくらなんでももうすこしなんとかならんかったかと思う.あと序盤に遭遇する変な道のパズルが意味不明.
どうでもいいが,サイコロを探すのがめんどうだったのでruby-cursesで書いたら2時間ぐらいかかってしまって本末転倒.しかも,この作品はサイコロの出番が少なめなのだった.
真面目に拡張性とか考えて書いてどうするよ,こんなん.