海月玲二
2011-12-27(火)

無題

というわけでキーボードをdvorak配列にしてみて,ひととおり位置を覚え,いちおうなんとか入力はできるようになった.もちろんまだ「なんとか入力できる」という程度であり,入力スピードは激しく低下中.タイプの遅い学生の気持ちがちょっとだけわかった気分だ.入力窓の自動補完がこんなにありがたいものだったなんて.

それでも英語は多少早くなってきたが,日本語は特に遅い.ローマ字入力はdvorakそのままだと若干非効率なので,とりあえずdvorakJPにしてみている.主な違いは,か行をkではなくcで打つことと,拗音にyを使わない特殊なパターンを使うこと.か行はすぐ慣れたが,拗音はまだだいぶ時間がかかる.

まあ配列を覚えること自体は時間が解決するだろうから別に問題はない.キリル文字のキーボード配列を覚えたのに比べたら大したことはない.それより,SKKとの相性のほうが気になるところだ.たとえば,dvorakだと右手に子音が集中するので,変換開始のshiftキーがやはり左手のほうが多くなってしまうところとか.sticky shiftにすべきだろうか?

2011-12-31(土)

無題

俗にSandSなどと呼ばれる,スペースキーをShiftがわりに使う方式がある.つまり,単独でスペースキーを押して離すとスペースが入力されるが,スペースキーと他のキーを同時に押すとShift扱いになるという方式だ.Shiftを小指で押さなくてもよくなるのでSKK使用者などによく使われている.

当然,これはアプリケーションレベルでどうこうなる話ではないのだが,ごく最近,LinuxのX上で使えるものがat home modifierなる名前で公開されてた.さっそく入れてみたところ,確かに左小指の負担が減ってなかなかいいかもしれない.だいぶ普通の人が使えないPCになってきたけど.

デメリットはまあスペースそのものの入力だな.普通はスペースキーを押した瞬間にスペースが入力されるのに対し,これだとスペースキーを離した瞬間に入力されるので微妙にひっかかる感じがする.速く打つときは,2キーロールオーバー以上なら,たとえば" a"と打つのに「スペースキー押す→A キー押す→スペースキー離す→Aキー離す」と操作する場合があるから,英文を打つときは気になるかもしれない.at home modifierには,「スペースキーの直後の入力を少し遅らせて認識する」というようなオプションもあるので,どうしてもウザかったら試してみるか.

あとuim-skkの開始をShift+スペースにしてるので若干かぶっていて使いにくい.変えてみようか.

ところでat home modifierにはdebian用にパッケージ化してくれるパッチがあるのだが,これをあてると何故かビルドできなくなるので暫く悩んでしまった.どうやら,changelogファイルの中で,メンテナのメールアドレスと日時の間のスペースが3つなのを2つにするとちゃんと通るようである.こんなどうでもよさそうなことが厳密に決まってるんか.