ミャンマー東部の高原にある町.三月のミャンマーはもう暑季に入っていてかなり暑いのだが,いちおう高原にあるのでそこまで暑くはならない,というのがウリ.さりとて人里離れた山奥というほどでもなく,大都市マンダレーから一,二時間で到達できる(タクシーなら一時間,トラックの荷台なら二時間だった).
というわけで風光明媚な避暑地,ということになっているのだが,どっちかというと国内向けで,外人観光客的にはわりとどうでもいいような気がしないでもない.推して知るべし.なんかそれなりにテーマパークとか植物園とか観光名所もあるのだが.
ここでびっくりしたのは,喫茶店でたまたま近くにいた人が「お近付きの印に」とか言ってお茶をおごってくれる,などというテレビ番組の仕込みのようなことが実際に起きたことである.本当にどうでもいい雑談などをしていただけで,俺がちょっとトイレに行っている間にその人は立ち去っていたし,そのあと会うこともなかった.日本円にすれば30円ぐらいの話ではあるが,実に驚いた.
あと,某歩き方の情報では「マンダレーからのトラックは町中心部が終点」みたいに書いてあるのに,ぼんやり乗ってたら町外れのバスターミナルに着いてしまった.まあGPSと地図があるから別に迷ったわけではないが,無駄に苦労したな.