darktable 3.6の一番大きな違いは、「scene-referredワークフローがデフォルトになった」という点ではないかと思う。これでもういちいち最初に設定を変える必要もないし、色を調整したければcolor balance RGBを使うということでよくなったし、filmicRGBの設定に「safe」が入ったことで少々いいかげんに設定してもオーバーシュートが起きなくなった。
というわけで、今後、新規の人向けの「使い方」としては
- まずexposureで明るさを調整する
- 高ISOだったらdenoise (profiled)を使ってノイズを減らす
- cropで(crop & rotateではなく)要らないところを切り落とす
- filmicRGBをいじってみて、どうなるか試す
あたりから始めよう、ということでいいと思う。
次のステップとしては、
- ぼんやりしてるように見えたらcontrast equalizerで全体をちょっと上げる
- ハイライトや暗部だけ明るさを調整するにはtone equalizer
- 雲とかゴミとか人とか、消したいものがあればretouch
- 色を調整したければcolor balance RGB
- 一部分だけ調整したければマスクの使い方を調べる
とかかな。
あと、3.6はWindowsだと日本語ファイル名とかが使えないバグがあったらしいが、3.6.1で直ったそうである。