今回は、「マテリアルデザイン的見た目になった」というように見えないこともないが、これは結果的にそうなっただけである。もともと、ソフトウェアキーボードの状態を管理するKeyboardとKeyboardViewというクラスがなぜか廃止になったので、しょうがないから自前で用意しようと思ったのだ。このとき、ボタン背景のDrawableも自前で用意する必要があった(Android内部のリソースはそのまま使えないっぽい)のであるが、このときいまさら昔ふうの9-patch画像を用意するのもめんどうだったので簡単に単色の背景を作った次第。
というわけで今回のバージョンアップにおける真の違いは「Keyboard.ktとKeyboardView.ktを作った」なのだが、ユーザー的には見た目が変わったように見えるのである。あとは、最近なんだか動かなくなってた機能の修正ぐらいだな。音声入力とか、マッシュルーム対応とか、辞書ファイルの読み書きなんかがAndroid13とかでもたぶん動くようになったはず。
それから、Android13では候補表示が出なくなってると教えてもらったので、これも直した。調べてみてわかったんだけど、「本来意図しない挙動だった点をgoogleがいまさら直した」というのが原因らしい。そういうことはちゃんとどこかで説明しておいてくれ。