Hex3をLow Pitch(地面スレスレに設営)してみての所感。
【設営】
まず、ベルトテンショナーは最短の状態で立ち上げ、稜線が直線になるように納得いくまでペグの打ち直し調整を行う。怠るとスソが必要以上に広がって幕体の負荷が大きくなる。全体の設営バランスはテンショナーではなくペグ位置調整でとること(テンショナーはむしろ“補足”)。
また、何らかの暖房を考えるのであれば、吸気のために最低一点は高めに設営して“少し浮かせた部分”を意識して作ることが肝要。
【居住性】
全体の通風性を落としているわけだから、特に一日の気温差が大きい折には結露の発生は当然早い。また、“低め”に設営していることからコット使用に際しては壁面結露への接触のリスクが大きくなるため、シュラフカバー併用が望ましい(地べた寝でも併用がベター)。
【暖房効果】
外気2℃程度のところ、ガスランタンの火力で10℃程度に保つことはできる。Low Pitchによる暖房効果の向上は見込めるわけだが、特に炭の使用に関して「炭は完全燃焼しながらに一酸化炭素を多量に排出しているのでNG」という点は肝に据えられたし。