昨夜はプロ野球の無い日だったので録画を消化していった。中でも宮崎駿監督84年の「名探偵ホームズ」劇場版を久々に見て小気味いい躍動感に懐かしさがこみあげてきた。 “まんが動画”と“アニメ”が混在していた時代の挑戦的小品と表現すると言い過ぎだろうか?
劇場では「風の谷のナウシカ」と併映で、シリアスな大作のナウシカに話題はもちきりだった。いずれにせよ当時から宮崎監督は空の描写に定評があったわけだけど、個人的には小難しくなくって牧歌的なホームズの方にむしろ空のイメージをかきたてられたことを思い出す。
実はサントラも持っていて劇中では大きく取り上げられなかった「Goodbye sweetheart」という曲がひどく心に響いた。カッコつけて言えば少年から青年になる過渡期、自分にとっての鎮魂歌ではある。

押忍 快速旅団