NS角飯盒再生産にあたって、コストダウンの提案としていただいていたシリコン系グレー加工というのを試してみた。結果、炊飯や野菜炒め等の水分の助けがある調理には良好な離形性(NS効果)を得られるが、手荒にソーセージや揚げ物惣菜を焼くと目に見えてダメージが大きい。
うーん、ウチとしては「お家から持ってきた食材でバエバエクッキーング!」っていうのではなくって「出先で買った食材をパパッと調理して晩酌のアテに」という旅ライダー向けの訴求が飽くまで主眼なのでこれは見送りだわなあ。価格低減の魅力はクラクラするほど大きいんだけど…残念。
本音として、ペリーヌパックがそうであるように「コスト最優先の事業体がやりたがらないことをやる」っていうこれまで我が店のやってきた道を踏み外すこともあるめえよ、っていう心情も少なからずある。

押忍 快速旅団

【このトピックへのコメント】
  • 栃木のセロウ乗り十年以上前、一時期、ユニフレームの山クッカー角型3(当時は違う名前だったかも)を、ヘビーローテーションしてましたが、フライパンが固着がひどくて結構早めにダメになり、テフロン加工の業者さんに3つとも加工してもらいました。このコッヘルは厚みもあるのでナマシもほとんど気にならずに、未だに現役です。
    今回のものとは全く同じではないでしょうが、ナイロン系のコーティングはそれからは避けてますね。ソーセージを醤油で転がすとかなり擦らないと取れません…そして、傷だらけに。テフロン系だと一切ないことです。
    Genさんのご英断に激しく同意です。
    (2020-12-01 20:21:06)
  • Gen.栃木のセロウ乗りさん
    情報ありがとうございました。グレー加工でも初期的な離形性はすぐれているので
    丁寧に扱うユーザーさんからは結構いい評価になろうか、というのが葛藤です。

    Gen.
    (2020-12-02 10:55:07)

先日薪ストーブの運用を試してみた小型ドーム、昨日一昨日でそこそこ雪が降るという話だったので設営しっぱなしで積雪にさらしてみた。今朝の未明に20cmばかり降って健在。降雪中の気温は推定-6~-8℃なので雪は軽く、本州の雪だと5~10cm見当の重量といったあたりになるだろうか。
ともあれ、雪の圧迫で壁パネルは相応に押されている。中で座っている分には問題ないけど、寝ている間に積んだらおそらく圧迫で目が覚めて雪を払う作業が必要にはなるだろう。それでもてっきり砕けてしまうかと思っていたのが割とちゃんとしていて一応は雪の中でも使えるメドはついた。
せっかく設営状態にしてあるわけだから、と今日はこれからガスによる暖房を試してみるつもり。本来ガス暖房はタイベック製の庵/I-oriが検分対象なんだけど、COの発生状況等で違いが出るかどうかを見てみたい。

押忍 快速旅団

昨日試してみた小型ドームでのガス暖房、外気+20℃あたりの運用で良好な結果を得られた。一つには110gガスで約1時間使えたら御の字と考えていたところ、外気がひどく冷え込まなかったことも幸いして約2時間使えたのはうれしい誤算。250gガスでもう少し出力を上げても大丈夫かもしれない。
もちろん、薪ストーブの強靭な暖かさには一歩譲ることになるものの、逆に穏やかな特性を頼みとして室内レイアウトに余裕を持たせることができるのも思わぬ利点だった。ガス缶さえ冷え切らしてしまわなければ着火して即青火なので暖房としての立ち上がりが早いのも心強い。
COの排出に関しては予断を許さないが、20ppmを超えないように制御するのはそう難しくない。この冬は薪ストーブJiggerとガス+火鉢っこの両面からこのドームでの暖房の可能性を深掘りしていきたい。

押忍 快速旅団

ここんとこ進めている小型ドームでの暖房検分、懇意にしているお客さんから「のっけからネタバレ全開で大丈夫?」とのお声をいただいた。まあ、薪ストーブ運用に関しては「Jiggerで」「煙筒1m」、「低~中火力のコントロール」っていう条件で進めているから問題ないんでありますまいか、と。
逆に言うと筐体の大きな薪ストーブだとレイアウト上の問題があるだろうし、長い煙筒だと煙筒突出部の負荷が大きくて構造的に消耗しやすいと思う。さらに低~中火力での制御が甘いモデルは過熱による溶解/火災の危険性も出てくるし、無理して火力を落とすと不完全燃焼もありうるわけで。
正味、幕体そのものは高いものじゃないから形を整えるのは難しくはない筈。けど、「似たようなセッティングで試してみてネ」と言えるほどの汎用性はございませんのことよ。なんかスンマセンが。

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ここんとこ小型ドームをチョしていて、さすがといっていいのかデッドスペースが少なくて居心地いいことに改めて感心している。と、これまで使っていたシェルタでは壁パネル底辺あたりのデッドスペースに荷物の類を配置していたわけだけど、床面積自体は小さくなるので少し整頓した方がいい。
まずは薪ストーブの配置を検討。ストーブ天板を前後ひっくり返して煙筒とハッチが隣接する形にすることでレイアウトにかなりの余裕ができる。言うなればユニコーンスタイル。この形態自体は何も今思い付いたわけじゃなく、旧Hog stvに中子オプションを装着した際に提唱した手法の応用。
ただ…筐体容量の小さいJiggerではCOの漏出が多くなることが懸念されるのでまた余裕のあるところでテストすることにしよう。通常形態で5-15ppm、これを大きく超えなければ合格だとは思う。

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先週から着手していたスノウバイクの組付け、気になる部分のタッチアップまで行って概ね完成。スイングアームごと交換するのはさすがに単独では難しいので冬の相方OKさんに手伝ってもらって、それでも2時間近くかかってしまった。ドライブチェーンのアソビ調整が鬼門なのね。
暦の上ではディッセンバー。スノウバイクのスタンバイも整って概ね冬の準備は完了、といったところかいなあ。
スノウバイクのシーズンを12~3月、月に4回走りに出るものと考えると出走のチャンスは16回。…たったそんなもんか、という気がしないでもない。しかし同様に主な春秋シーズンを5~10月とすると24回プラスアルファっていうのもお腹一杯感は少ないかも。単車で遊べるのは一年を通してみても40回そこそこと考えると一回一回を大事にせんといかんなあ、という気がしてくる。

押忍 快速旅団

さっそくスノウバイク出走。あまり天気が良くない予報だったし、初出走ということもあるしで今日は走行ルートの確認を目的とした。まだ雪は多くはないものの、高度を上げていくと十分な積雪。ただし、雪は重くて側溝等のギャップも埋まりきっていないので走行には注意が必要だった。
走り始めには雪が降ったりやんだりしていたものの途中から日が出る時間もあって悪くはない。が、気温が下がりきっていないところに結構な厚着で臨んだものでかなり汗をかいてしまった。特にゴーグルの曇り止めを処置し忘れていたために視界をさえぎられがちになったのはウマくなかった。
時節柄、変に風邪を引いたりヘマこいてケガをしたり、っていうんで安易に病院を頼るわけにいかないので今シーズンはいつもより安全優先を心掛けたい。これは外泊がらみも同じことだとは思っている。

押忍 快速旅団

永らく欠品にてご不便をおかけしておりましたNS角飯盒、レギュラー・ラージとも今週末には加工アガりの見込みにて受注を再開しております。すべての需要にお応えできるかどうか数量的な不安はあるものの、とにかく年内に間に合わせられるよう加工屋さんに頑張ってもらいました。
先日も触れたけれど、今回からシリコン系コーティングにスイッチしたものかどうか相談もしていたところ、やはり耐久性を優先すべきだろうという結論で信頼感の高い黒コーティング。耐久性と言えば、と2018年の8月から使い始めた角雪平のコーティングの様子を経過観察として写真に撮ってみた。
店内でのまかないを中心に300回以上は使ったシロモン。外装はヤレてきてハンドルのクワエ当たりで一部コーティングが剥がれているものの、ナベの機能としては衰えることなく退役の兆候もナシ。

押忍 快速旅団

先般触れたJiggerのユニコーンスタイルを試すべく、今夜はラボ晩酌。次の休みで泊まり込みで腰を据えて取り組みたいところだったんだけど、今週末は天気が荒れる予報なので前倒しにした。
本格的な雪上での設営は久しぶり。今回はドームテントの設営ということで圧雪を始めとして色々手を抜けるものと思っていたが、実際にはあまり省力できるものじゃなかった。雪の量は全盛期に比べるとまだ少なくて10cmほど掘れば土が出てくる。まあ、ペグダウンがラクできたのはヨシとしよう。
薪ストーブの煙筒位置を変更したユニコーンスタイル、っていうだけでも不安要素がある上に地ならしがいい加減で波打っているからちょっとおっかないっていうのが正直なところではある。薪は2時間見当で持ち出すつもりだけど、ちょっとでもヤバそうだったらとっとと逃げ出すのが吉。

押忍 快速旅団

昨夜のラボテスト、Jiggerのハッチは久しぶりにガラススライドを使った。普段は重量増を嫌ってあまり使わないんだけど、特に今回はユニコーンスタイルでの炎の状況を確認したかったという次第。実際のところ、薪の炎が落ちきる前に追加したり煙筒に炎が持っていかれるようであれば位置を調整したり、という作業がとてもしやすくて燃料の節約につながる。
煙筒を手前に持ってきた形での運用はCO15-25ppmと通常スタイルに比べるとCO排出が増えたが、「薪の追加はダンパ全開で手早く、そしてなんらかCO検知器を使う」といった程度の危機感を持っているユーザーさんであれば問題のないレベル。そう考えるとユニコーンスタイルは成功と言っていいと思う。ただしCO漏出を抑えることを前提として設計したハッチ形状のJiggerでの話であって他のモデルだと知らんです。

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