本日2019年の仕事納め。今年もご愛顧ありがとうございました。と、外を見やれば晴れながらにして雪が降っていた。「狐の嫁入り」に対して何らかの表現があるのかなあ、と検索してみるとまず出てくるのは「風花」。次いで西日本では「狸の嫁入り」とも。…えー。西日本出身だけど聞いたことないで。
そもそも西日本に住んでいた頃には晴れようが雲があろうが雪が舞うと身を切るような寒さが可視化されたように感じて、はかなげでありながら鋭い「風花」の方が腑に落ちるように思える。
しかし、雪に囲まれる生活に慣れてしまうと日が出ているだけで朗らかな気分にさせられるので今日に限っては牧歌的な「狸の嫁入り」の方がしっくりきた。何より、ダイヤモンドダストを始めとする冬の表象はある程度予測がつくけど、不意をつかれた晴れ雪っていうのがタヌキのいたずらっぽい。

押忍 快速旅団