静岡よりマサラをこめて

E君より静岡駅南の新店情報を入手、早速方々にその話を振りまいてみると『あそこはナマステNIPPONの系列みたいだヨ』という情報が出たりしてやや訪問意欲が落ちるも(汗)、しかしまぁガン/ガン連合じゃなければ幾分マシでしょという事で、気を取り直して訪問。ちなみにガンガザムナとはネパールにある聖地の名前で、滝(というか山肌を伝う河)の景観が有名な所。双子の姉妹が生まれたりすると、ガンガちゃんとザムナちゃんと名付けたりするんですって。

お店は駅南通りをひたすら南下し、東名をくぐった先の交差点を入った所。隣のラーメン屋がなかなかの繁盛店らしく(？)、店前の共用駐車場は15台分ほどあるも、ちょっとゴミゴミしている。しかしその余波を受けてか、はたまた新店効果か、週末のお昼は中々に繁盛していた。店内は基本テーブル席で4人テーブルが8～9ほど。ミニカウンターもあったが、激混みにでもならなければ使っていない様子だった。

メニューの構成とそこから見る各品の感じはガン/ガン連合とは全く異なっており、その点はホッと安堵するが…グランドメニューまで目をやっても、並べられるのはありきたりなインド料理ばかりで高揚感は湧かない。かろうじて、ネパール料理の一品物としてチョウミンとモモとアルサデコがあるくらい。

それじゃ最初は普通のインド料理のお味を…という事で、タンドール系列のスペシャルに似た内容のガンガザムナスペシャルを。カレー2品(エッグキーマ，ベジ，チキン，シーフード，マトン，ダル，バターチキン，サグマッシュルームから選択)，ナン，ライス，タンドリーチキン，シークカバブ，サラダ，スープ，ドリンク(チャイあり，ラッシーは+\100)で\1,480也。ナンとライスはおかわり自由。

配されて先ず、盛り付けや焼き物の焼き具合(漬け具合)からは丁寧さが感じられ、ここでも安堵する。カレーはベジとダルにした所、パッと見る分にはどちらもベースは同じか…と思ったが、味わってみるとしっかり差がつけられ、スパイス感も弱いながら確かにあってなかなか美味しい。ナンもおかわりを前提としたよくある薄型タイプながら、クリスピー派としては好みな方で、甘味もそれほど大きくはない。焼き物はまぁ普通かな…カバブはパサつき気味、チキンはやはりタンドールのレベルには及ばない。

その後、チョウミン(チキン)とモモも食べてみた。\650＋\650也。チョウミンはトマトベースのチリソースと油で炒めているため、辛口になった昔ながらの喫茶店のナポリタンを食べてる様な感じ。ジャンクな味に抵抗がなければ、思わず子供の頃を思い出してしまう…かも。モモは手包み感のある6pcsだけど、一口サイズでチャトニもイマイチ(謎の濃縮したカレーベースの様な奴)で\650とあってはかなり割高感。味，量共に他の店…例えばラッソのモモとは比較になりません。

ガンジス川かガンガジに行くぐらいならこの店の方がいいとは確実に言えますが…まぁしかしもうちょい足を伸ばせば近隣にマハラジャダイニングやらラージパレスやらタンドールやらいい店一杯ありますんでね…。この店を選ぶべき理由やら魅力やらが何かほしい所ですね。最近は米粉のナンとかチャパティとか出してるらしいんで、また行ってみよう。

南幹線から石田街道を南下し、東名の下をくぐった先にある信号を左折してすぐ。