短編集。「Lesson」、「誘惑」、「抱きしめたい」前後編、「爪」、「リプレイ」、「まばたき」前後編、「通い猫」、「かはんしんのこい」収録。
二宮ひかるの初単行本ってことになるんだろうか。絵も今とは随分違う感じだし、ネームなんかもこなれてない感じがするかな。なんというか、ハッキリ言ってわかりにくい。というのは、わしが男性だからかもシレン。とかいいつつ、シチュエーション的に教師と生徒とか上司と部下って感じだったり、で、どっちが男、どっちが女ってのも両方あったりして、ある意味エロ系の漫画としてはスタンダードなのかもしれない。けれど、やはり視点が違うなーとか。その辺が二宮ひかるの二宮ひかるたるところなんじゃないかな、とか、知った風なことを考えたりしました。
なんて書きながらも、はたしてイイ漫画か?面白い漫画か?と冷静に考えると、ちょっとなあ。いや、イイ。いいんだけど、これを他人に勧めるか?と考えると、答えはNOなわけで。
でまあ★☆☆☆☆かな。二宮ひかるのほかの作品を読んでみて興味があれば、って感じ。よく書いてるけど、いわゆるコレクターズアイテム的な一冊。
しかしなんだな。
この人の書く、先生なり上司なりの、上の立場にある女性ってのがなんとも艶めかしいね。で、なぜか必ず眼鏡だったりするんだけど、そこがまた、ね。や、ほかの作品でもちょこちょこ眼鏡かけた女性が出て来るんだけど、いいんだよね、これが。あと、「ハネムーンサラダ」の遥子も眼鏡かけてる場面がいくつかあるんだけど、なんかイイよねえ。
・・・って、わし、やはり眼鏡萌えなんじゃろか(汗)。