設計はかなりイイ…が。去年の暮ごろに触れたBrunton社のマルチフュエルstv、「そろそろ安定してデリバリーできるかねー」と思って一丁入れてみた。箱書きを見ると予想通りMade in Japan。全体に妙〓にカッチリした造りだし。点火テストとしては「湯が何分で沸くか」よりも液出しの安定性と静粛性が注目のポイント。結果、“3分程度の液出しは問題ナシ”で、音はファンネルならではの“それなりの轟音”。

と、ありきたりのテストはさておき、ポンプがプラスチック製でリプレイスの手配がちょっと厄介そうだったり、付属のボトル以外では燃料が漏れやすい、というあたりの方が気になるデメリット(P社MFSのポンプを代用することで解決は可能だと思う)。何より、マナスルヒーターとの相性があんまりよくない(噴出の角度の問題でヒーターをしっかり赤熱させない)という点がキツイ。マルチフュエルstvを使う意味というのは(飽くまでウチに限っていえば)暖房訴求が前提なわけで。…「夏場を中心としたユーティリティ」という意味ではかなり便利なstvといっていいと思うけど、この融通のきかなさは「なんともMade in Japan」とも。
悪いトコばっかあげつらうのもナニなので、いいところも挙げるならば、火力のコントロール性は従来のモデルよりも一日の長はアリ、です。

「それでも気になる!」という方にはお安く頒布します(当サンプル)のでDMください。

押忍 快速旅団