オーロラ400をリリースするにあたって、その実力のほどを確認するため再びベラ泊。BA社の旗艦、Storm Kingと変わりばんこに使ってみて比較。雪は降り敷くものの、今回はBivyも投入で前回のように尻切れトンボにはならない。Bivy、当然ながら狭いだけあって小さな灯火でもすこぶる明るい。ジャリの頃、懐中電灯が嬉しくて(？)布団の中で点灯したときのワクワク感を思い出してみたり。
●BA社「Three Wire Bivy」
Bivyについては初めて使うので、他銘柄との比較はできないが
第一印象としては先に上げた「小さな灯火でも明るい！」。
面前に文庫本を読めるくらいの空間があるので圧迫感は控えめだ。
防水透湿コーティングのおかげと思うが、消灯すると通常のシェルタ
より暗くて安眠にはいい。
夜間通して外気は-5〓-7℃程度。それでも面前は約10℃に保たれる
ため、就寝中の呼吸、特に吸気が冷たくなくっていい。
とはいえ、eVentによる透湿が効いているのか、呼気の“こもり感”は
さして感じず、朝の結露が口／鼻の直上のみだったのには感心した。
出入りが窮屈なのは「それはどんなBivyでも同じ…？」と自分に
言い聞かせる。
●オーロラ400SPDX+Lost Dog vs. Storm King
結論から言えば、オーロラ400SPDX(860FP)+Lost DogでStorm King
に勝るとも劣らない防寒性を得られた。もちろん、めいめいの特色に
よる一長一短はあるわけで、Storm Kingの場合、“準封筒型”と言える
シェイプのおかげで広々している一方で体温の行き届かない両端とかは
若干ヒンヤリするし、オーロラ+Lost Dogの場合、「ファスナを二回開閉
しなくてはいけない」というビハインドがある一方で“くるまれ感”はより
強く、また寝返りの自由度はこちらの方が高い…と。
何にせよ、ここまで持っていた「早春・晩秋の2シーズンに特化した
シュラフにLost Dog併用することで夏・冬をカバー(夏はLDのみ使用)」
という仮説は概ね裏打ちすることができたように思う。
シュラフの訴求として明確な方向性を得られたのは大きな収穫だ。
●Insulated Air Core vs. Dual Core Pad
ついでなので、マットの実地比較も行ってみた。先日の外泊では何となく
I’ Air Coreのみで済ませたが、今回のテストではオーロラ+Lost Dogの
方でマットのスイッチを行ってみた。
20時半からスタートして、当初Storm King+DC Pad、1.5ｈほどして
オーロラ+LD+I’ Air Core。エアコアでも充分に耐えられる温度ではあるが
やはり先にDC Padを体験していると、ヒンヤリ感が気になる。そこでまた
1.5hほどしたところでオーロラ+LD+DC Padに換装。
「寒い中だと特にマットの効果は歴然」というのが安直ながら結論。
なお、一晩通してのテスト中の服装は長袖Tシャツとスエット、足元は
スーパーで買った混毛厚手靴下。もっと気温が下がれば、という考えも
あったが比較テストとしては-5〓-7℃というのは手頃だったかもしれない。
自作カンタムbibyも、超軽量に見えます。
自作で、もう何でも作っちゃう達人ですね
凄いと感心しています。素材はeVentかも？
http://ultraliteskunkworks.blogspot.com/2007/06/cuben-fiber-pertex-quantum-bivy.html(2008-01-08 12:59:57)
裏面が地色ってとこからすると超撥水/透湿系の生地かも。
…eVentで無色コーティングってあるんでしょうか??
この点不勉強です。。。
Gen.(2008-01-08 02:24:47)
eVent本当に驚くべき素材です。なんと通気性もあるんですよね。コンプレスすると、空気も通してしまう！
だからGenさん、完全に閉めても息苦しくなりにくいって訳ですね。 引火性はかなり高いから、火気は使用しない方が良さそうです。(2008-01-09 01:24:26)
なるへそ、息のこもらない感じはeVentならでは、だったんですね。
としたら他の素材だとこもり感は結構あるもんなのかなあ…。
少なくともBivyの中でタバコを吸うことはないけど、
テント・シェルタ素材としてはリスキーかもしれませんね。
Gen.(2008-01-09 02:15:51)
Genさん、eVentの通気性は素敵ですね！
シュラフや圧縮袋、シェルターに使われていて
知るほどに欲しいものが多くて焦ります（笑）
(2008-01-10 12:59:36)
Gen.
-----(2008-01-10 05:29:07)