昨日出走時の携行食はアンパン。かつてはラーメンをこさえたり調理パンを持ち出したりとどちらかといえば塩気の強いものを摂っていた。が、ネットだったかラジオだったかで低体温症の対策には塩分と糖分を摂るのがいいと聞いて「つまるところアンパンが手軽」と携行するようになった。
-5℃あたりの雪中を極限状態と言うには大仰だけど、ある種の狂騒状態では味覚が鈍感になるようで普段お気に入りの調理パンでさえ味気なく残念な気分になる。それならば大きな期待もせずアンパンを頬張る方がいい。そしてむしろアンパンの優しい甘味だけは脳に直接届くのを感じた。
元旦の「芸能人格付けチェック」では和田アキ子さんが牛肉と豚肉の分別がつけられなかったのが一つの見どころとなったが、笑いながら見ながらもこの“パニックによる味覚鈍化”には少し同情した。

押忍 快速旅団