「小畑健」(検索対象:タイトルのみ)の検索結果

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  うーん、、ちょっとダメでした。おもしろいと思えない。

  「デスノート」「バクマン。」の小畑健作画なので期待したんだけど、、
  何がダメかって、お笑いを目指す高校生コンビが主人公なんだけど、彼らの作中のネタがどうにもおもしろいと思えない。やあ、もしかするとわしのセンスがずれてるのかもしれないけど、、なんか肝心なところが面白いと思えないから主人公や周囲のひとたちにも感情移入できない。これはもう読めないと思った。

  こういうのって、作品中作の位置づけってやっぱ重要だよなあと思った。バクマン。の作中作って、どれも1ページくらいだけど、面白そうだな、読んでみたいなと思えるものが多かったし、作中作者の特性みたいなものもちゃんと出てたんだよな。それがあの漫画のおもしろさの一つでもあったかなと思う。
  逆にいまいちな例でいえば、アニメ版のBECKで、漫画では歌詞とかをあえてかかずにコユキの歌を読者に想像させることで補完させていたところ、アニメではしっかり歌ってしまったためにコレジャナイ感が、ねえ。そうでもないひともいたんだろうけどね。でもまあほかの音楽漫画とかだと、作中作品の歌詞とかで台無しになったりするケースも多いじゃないですか。まあそういうことかな、とね。

  ということで☆☆☆☆☆。
  12年ぶりの更新でこれかよ。
(1巻発行日:2022/01/04)

  おおおおっ。こういうのはワクワクするねえ。イイヨイイヨー。「男が化ける瞬間て、たまんないのよ」(裕美子さん@G戦場ヘヴンズドア)って感じスかね。

  でもさー。
  この設定だと、アニメじゃなくってドラマになっちゃいそうな気がするんですが、気のせいですかね?

  あー、はよ9巻でないかな。

  うーん。
  どうももうひとつな感じが。絵も「すげーっ!!」ってほどじゃなくなってる、っていうか明らかにおかしい部分もある。 ただ通して読むと悪くないんだよなあ。

  「TRAP」打ち切りから次の連載に向けて担当の港浦とぶつかったり、福田や蒼樹と協力したり。 また、高木と見吉の間も一波乱ありつつも進展したりとか。
  悪くはないんだけど、、、「悪くはない」なんだよな。 正直4〜5巻の頃から比べてテンション下がってきてますよ。 二人の出会い、「一億分の」「金知恵」から「TRAP」連載のくだり、そして真城の入院から復活までのあたりはすごく熱くていい。 でもその後はちょっとなあ。あのまま「TRAP」でアニメ化→ハッピーエンドでもよかったんじゃないか?って気もしちゃうんだよなあ。
  いや、といっても先の通り悪くはないんだよな。港浦とぶつかって、高木がキレてファミレスから出るところとか、福田の男気とか、 あと8巻の最終話は最高だ。やっぱり新妻エイジだ!って感じだ。 なんだけど、なんつーかなー。 正直高木の恋愛話はどうでもいいし、ここに亜豆を絡ませる意味もわからない。 岩瀬を当て馬として使うならもっとやり方あるんじゃないか?って気もする。 あと中井。ここまでゲヒンにする必要はないだろ。 ゲヒンといえば石沢もか。まあ殴られ役でかわいそうだなー、って気もするが、かわいそうで言えばなんせ高浜さんだろ。 この人、超不幸だよなあ。この人には幸せになってほしい。 あと蒼樹さん、チチ成長しすぎ。上げてる?(ぉぃ

  っていうようなコトを書いちゃうってコトは、わしもこの作品愛してるんだろうなあ、って気がする。 キャラに肩入れしたくなるくらいこの作品は魅力的なんだってことだ。
  つーことで★★★☆☆。

  でもなー。あとで読み返すときにはこの8巻だけ飛ばしちゃいそうだなあ。 あと最近の連載追ってると、えらく絵が荒れてるのが気になっちゃうよなあ。 二人にはこの作品にめぐりあえてよかった!と思えるような傑作を描いてほしいです。 どっちの二人だかよく分かりませんが。

(第8巻発行日:2010/04/30)

  むー。
  面白いんだけどなあ。なんか小畑氏、絵が荒れてきてない? 45話の真城と美保とか、なんかおかしいよなあ。 あとたまたま読んだ今週のジャンプのもおかしかった。 なんかもう「計画通り」みたいな神懸かった絵は描けないんじゃ? つか余計なお世話か。
  しかしこれ、連載で追ってたらかなりヤキモキしちゃうよなあ。 単行本派でよかったよう。

  面白いんだけど絵も大事。特にこのコンビの場合はなあ。つーことで★★★☆☆。うまいこと突っ走ってほしいなあ。

(発行日:2010/01/09)

  おいおいおいおいおい!!
  これはやべえよ。やばすぎる。
  ★★★★★。

  読み出すと止まらない。もうあらゆる面で面白すぎる。 なにせ今日はちょっと落ち込み気味だったのだが、 これを読んで一気にハイになった。 それくらいのパワーがある作品だ。 このまま突っ走って、10〜15巻くらいでざくっとゴールしてもらえたら神。つか、いまの勢いを見てたらそれくらいいけると思う。 っていうか、もっと短くしかもサイコーな形で終われるんじゃないかな。

  いま一押しのマンガはなんだ?と問われたら間違いなくコレを押す。
  ああどうか途中で失速しませんように!!

(発行日:2009/03/09)

  ひさびさに「これは面白い!!」というマンガに出会えた感じ。感動した。★★★★★。

  ストーリー的にはまんが道現代版って感じだろうか。 ふたりの中学生が出会って、原作と作画を担当する、という。 なんというか、主人公それぞれに作者の二人を投影したくなるような。でも中学生男子だし、みたいな。 中学生男子ならでは、という面もなきにしもあらずだが、そういう世界とはちょっと違うのかなあ。 この辺うまく表現できないが、マンガとしては良くできている。ってレビューになってねえよ。

  話としては、二人がヒロインの母親に会いに行くくだりが、 ベタっちゃあベタなんだけど、面白かったな。 つーか、読んでて思わず涙が出そうになった。
  もうこの巻はイッキに突っ走って読める読みやすさと魅力があった。 ただ、この作品がマンガとして成功するためには、いつも書いてるけど終わり時を逃さないことだな。 このコンビといえば「デスノート」。あれの後半みたいにぐだぐだにならなきゃいいけどなあ。 まあアレはトリックを入れなければいけなくって、それが常に読者の上を行かなければならない、 というところでストーリーが破綻しちゃったんだけど、 その点こっちはある種王道なので、そういった心配はないかな。 しかし不安はあるね。

  そんなわけで今後に期待。
  ああ、生きる希望が沸いてきた(大げさな)。

(発行日:2009/01/10)

  失速するサスペンス!(笑)
  いやあ、冗談じゃなく最後の方はつまらなかったなあ。 っていうか読みづらい。 絵による説明をする=読者に対する種明かしになる、ってことで、後付けの文章による説明になるのはしゃあないといえばしゃあないのだが、それにしても。 いやでも例えば月が記憶をなくす前にリューク、レムとノートを隠すあたりの部分とかはそれなりだったと思うのだがなあ。 で最終的なオチとしてはページもしくはノートそのものをすり替えるとかって。

  ありえん。

  って、まあ死ぬほどつまらなかったかというとそんなことはなく、偏差値で言えば70くらいの面白さはあると思うんだよな。 ただ、最初の1、2巻の面白さから考えると、失速したと言わざるを得ない。 当初、「長くても10巻程度、できれば5〜6巻で終わってほしい」と書いていた。 まあこの長さなら妥当といえば妥当だろうが、しかしアレだ。 もうちょっと短く終わらせようとすれば、もっと面白かったんだろうなあ、って気がしちゃうのよね。 なんだ、その、Lと月が接触するまでのスピードがものすごく速かったのに対して、ニア、メロと月との間のやりとりはまだるっこしさばかりが目につくのね。 まだるっこしい上に方法にムチャがある。これで面白いわけがない。

  いやいや、つまらんものを批評するくらいつまらんこともないのでこのくらいにしておくが。 んでも先にも書いたとおり決してマンガとしてつまらんわけではないのよね。 でもなあ、っていう。やっぱそもそもは読切りネタなのかもなー。
  そんなわけで、全体としての評価ってことで★★★★☆。 ひとつとかふたつにすることも考えたんだけど、でもまあ通して読むと面白いしな。

  でもさあ。
  わし、読むのに時間がかかるマンガはあまり好きじゃないのね。 マンガをイッキ読みしてどかーっと満足するのが好きなので。 こうやって考えながら読む漫画って、イッキ読みできないのよ。 途中で頭がオーバーフローするというか。 思えばわしの好きな作品、作家って、イッキ読みしやすいんだよなあ。 曽田正人作品全般、「はじめの一歩」、「演歌の達」、「おお振り」、「医龍」。 イッキ読みせずにはいられないほど面白いのか、面白いからイッキ読みしてしまうのかわからんが、 「DEATH NOTE」にはやはり何かが足りないんだろうなあ。 いえね、この感想書くために L の死あたりから読み返してたんだけど、結局3日くらいかかったのよ。 ちょっと読んでは飽き、の繰り返しで。まあ性質上一回読むと面白さは減っちゃうわけだけど、とはいえ。

  ともあれ、小畑健の絵はいいよなあ。このひと、たまにエロFで一枚絵書いたりするじゃないですか。ああいうのもいいよねえ。 この人の絵ですげえエロいマンガとか読んでみたいが、まあ無理か。

  ちなみに13巻は買っちゃうと思うなあ。
  てことはやっぱ好きなのか。

(第12巻発行日:2006/07/09)

  L対ライトの闘いについに決着の着く7巻、そしてLを継ぐ者達との闘い8巻ですよ。

  正直、なんだかもうなあ、って感じ。 いや、つまらないってんじゃないけどね。 んでもやはりもはやサスペンスではないよなー。 漫画性強すぎ。 まあ、漫画として面白いことには違いないんだけど、なんかねえ。 そもそも「二人の選ばれし者の壮絶な戦い」はどうしたんだよう。 や、これで二人の選ばれし者が実はLとライトじゃなくってニアとメロとかってんならそれはそれでまたアリだが。 ここまではまだ序章の序章でしたっていう。 んでもそうじゃないよなあ、きっと。
  いまいちだなー、ってのはLの死後のライトがぬるすぎってのがひとつかな。 やー、まあねえ。ミサイルでノート運ぶとか、普通あり得ないけどさあ。 んでも本部機能持ち出すあたりとか、LAにひょいひょいと行っちゃうとことか、かなりぬるい感じだよなあ。 あと、あれだ。器用すぎ(大笑)。 「僕は器用だからね」でなんでも通っちゃいそうだよなあ。

  とかいいつつやっぱ読んじゃうのは、前回も書いたけど作家としての技量だよな。 やー、正直ほんとここ数週はセリフが多すぎて読むの大変で、もうやめようかと思わないでもないんだけどさ。 しかし page.53 の最後2ページみたいなの見ちゃうとなあ。 コレ見るためだけでも読んじゃいそうだよな。
  て感じで、まあ正直テンションは下がってるので★★★☆☆。 なによりジャンプにおける掲載順がすべてを物語ってるかもなー。 第二部以降、明らかに人気下がってるんだろうなあ。 つか、これもう小中学生じゃついていけないんじゃないの?

  ところでミサはレムが死んだことについてはなんとも思ってないのかねえ。 レムはことごとくミサを守っていたわけで、それなりにレムにも思い入れがあって然るべきだと思うのだが。 あと一番笑ったのは「一応髪も切っていくよ」。特徴ある髪型だっつー意識はあったんだ。

(第8巻発行日:2005/09/07)

  ハラハラドキドキの第6巻(笑)。
  いや、この巻はほんとに緊張感高いですよ。 第三のキラをライトとLが追いつめていくくだりは何度読んでもドキドキする。 まあ、そうはいっても子供騙しっぽさはさらに増してる感はあるわけです。 この巻でミサはレムと接触し、一足先に第三のキラの正体を知るわけだが、そのあたりのやりとりもちょっとなあ、ってところがある。
  といいつつもやはり面白いんですけどね。 前回も書いたけど、わかっていながら読まされてしまう、というのは作家の技量に他ならない。 こういう漫画、こういう作家は非常に貴重だと思います。
  つーわけで★★★★☆。

  次巻、冒頭の一話はアレですな。これまた非常に楽しみ。

(発行日:2005/04/09)

  うーん、急展開につぐ急展開。
  前巻のヒキが、ライト拘束だったわけだが、この巻ではついにライトはデスノートを捨ててしまう。 そこへ第3のキラが出現し、ライトはLといっしょに第3のキラを追うことになるわけだが・・・。

  面白いのは面白いのだが、前回も書いたようにもはやサスペンスとしての面白さではなくなっているよな。 単純に展開の読めない漫画でしかなくなっている。 しかもその展開の読めなさは、あえて読めなくしているって感じで、なんていうかなあ、ある意味子供だましっぽい雰囲気も出てきたかも。 無理があるっつーかね。 まあ、もともとLの、「この漫画」を読んでいるかのような的確な推理は、やや不自然ではあったし、 ライトの策もかなり強引ではあった。 いや、その辺全部ひっくるめて「マンガ」であって、そこがこの作品の面白いところではあったのだが、 なんていうかその「マンガ」たる部分を保っているバランスっぽいところが、なんとなく崩れてきてる感じがするんだよなあ。 マンガくさくなりすぎてる、ということだろうか。

  とまあ否定的なことを書いてはいるが、目が離せない展開であることにはかわりはなく、ぶっちゃけ面白いです。 不自然ではあれ、まさか、ということをやれるのは作家の技量なんだろうなあ。
  ということで、この巻も★★★★☆くらいで。

  最近の連載を追いつつ、この巻を読み返すとまた違った意味で楽しめるなあ。次巻、次々巻あたりも楽しみ。 っていうか、もうすでに2巻分くらい溜まってるよね。もう少し早いペースで出せないのかなあ。
  そういえばこの巻、なぜか書き直されているコマがいくつかあった。 はっきりわかったのが page.41 で3コマほど。 そんなに変な絵だったわけでもないと思うのだが、なぜ書き直したのだろうか。不思議だ。

(発行日:2005/02/09)

  おや。3巻発売時には書いてなかったのね。
  状況からキラであることをLに疑われはじめた月。 Lが追い、月が逃げる、という構図はほとんど変わらないのだが、二人の関係は3巻で一気に近づいてしまう。 で、そこへ来て第2のキラの登場、そして逮捕。 もはや予断を許さないほどの急展開、って感じだな。 そして4巻の最後には月までがLに監禁されてしまう。 はたしてこの漫画、どこへ向かって行くのか。

  まあこの辺の展開、面白いといえば面白いのだが、なんつーか漫画的な面白さになってきているよなあ。 最初の頃のサスペンスっぽさってのはすっかり影をひそめてしまっている。 そういうつもりはないかもしれないが、あえて読者の裏をかこうとしすぎてる感があるというか。 例えば第2のキラ逮捕なんてのも、まさかあんなタイミングでとは誰も思わないしな。 読者の予想を裏切っている、という面ではサスペンスとして優れているのかもしれないけど、 それがサスペンスとしての面白さかというとちょっと疑問だな。
  って、まあ面白くないワケじゃないのよ。ただ、ちと期待と違ってきているかも、というところ。 なので、今回は★★★☆☆くらいで。

  次巻予告の「誰かが消える」っての、まあ多分アレだろうが、アレもなんだなあ。ってワケわからんな。いやいや。

(4巻発行日:2004/11/09)

  面白ー。いやいや、無理があるとか思っていながらもしかし読まずにはいられない面白さだな。
  この巻ではいよいよ L が姿を現し、自ら捜査本部を指揮し始める。 一方の月(ライト)はFBI捜査官であるレイを始末するが、 レイの恋人であり元FBI捜査官である南空ナオミが殺人者キラの能力に気づいていることを知る。 まあね、冷静に読んでいろいろツッコミどころはあるのだが、それでも読ませるのは小畑氏の画力のおかげかもシレン。 や、前回は「文字だけの方が面白いかも」とか書いたのだが、これ、文字だけだったらアラばかり目立っちゃうかもな。
  それにしても L だ。これまで美少年風であることをにおわせておいて例によって落としてきたね。 このパターンは倉田のときと同じだ。いや、この L、これはこれでいいんだけどね。 ただコイツが第2話のようなカッチョいいセリフをしゃべってたのかとか思うと、なんだかなあ。

  で、この巻。★★★★★。何がいいって、月の親父の顔がサイコー。驚いた顔とか、疲れた顔とか。 この人の書くオヤジはいいよなあ。

  3巻は9月初旬発売。楽しみだ。

(発行日:2004/07/07)

 どうしようもなく面白い。ジャンプは最近立ち読みすらしてなかったので、単行本がほぼ初見。
  話は、死神リュークが人間界に死神のノートを落とし、それを高校生の夜神月(ヤガミライト)が拾うところからはじまる。 死神のノート「デスノート」は、名前の書かれた人間の命を奪うノート。ライトはこれを使って、世界の浄化を目論むが・・・という感じ。 アイデアとか、その見せ方が非常にうまいよなあ。じっくり読んでて、吐きそうになるくらいおもろかった。続きが気になるなあ。

  そんなこんなで。ひさびさ・・・でもないけど、アタリ引いたなあ。★★★★★。

  ただこれ、小畑健の絵はたしかにいいんだけどさ。もしかすると絵がない方が面白いかも。リュークとか、想像に任せるほうがいいかもしんないよなあ。あと気になったのが、あれだ。悪魔のノートであるにもかかわらず日本語で書いちゃうとか、寿命とか名前とかも人間の言葉で見えてるとか。まあ、マンガなのでそこはそれ、って感じではあるんだけどね。
  あと、この話だと、あまり引っ張れないよな、というか引っ張るべきでないネタだよな。 せいぜい10巻程度、できれば5〜6巻でさくっと終わってほしい。あまり短すぎてもアレだが、無理に引っ張って、M○NSTERとか2○世紀少年みたいになっちゃうのも、ねえ。いや、見方はいろいろあろうけどさ。わし、これらはもっと短くあるべきだって思ってるのよね。
  どうでもいいことだが、バスジャック犯はアグネス仮面の尾崎に似ているな。

(発行日:2004/04/07)

 終わっちまいましたね。

 うーん。正直物足りない感はいなめないです。若獅子戦の塔矢−ヒカル戦の結果も気になりますしね。けど、まあ考えようによっちゃいいタイミングだったかもしれません。これ以上延ばすとすると、例えばヒカルがタイトルのひとつでも取れるようになるまで書かなくちゃならないでしょう。そこにたどり着くのにあまりにトントン拍子なのも萎えますから、それなりに強敵も出さなくちゃならない。しかも国内で。これは難しいですね。そしてこれをやると、ジャンプ王道できな強さのインフレを起こす懸念もあるわけです。そうすると、例えば塔矢が緒方十段に切迫していたという事実などが薄れてきたりしそうです。というか、どこかで力関係の矛盾が発生するでしょう。それを考えると、この辺で終わっておくのが妥当だったのかもしれないです。
 とりあえず、そう納得することにします。

 作品全体で見れば、非常にハイレベルで、読み応えもあって、実にいい作品だったと思います。
 文句なし★★★★★。

 おまけがちょっとよかったですねえ。
 ただ気になるのが、おまけマンガでのほったさんのコメントが、いちいちもう二度とマンガに関わらなさそうな雰囲気だったこと。もったいないですよねえ。またほかの作品で楽しませてもらいたいですよ。ねえ。

(発行日:2003/09/09)

 北斗杯編、本編に突入。って感じでしょうか。
 ・・・正直なところ、連載の方がアレなので、レビューする気力出ません。かなりどうでもよくなってしまいました。話としては永夏が秀作を悪く言ったこと(実は誤解なのだが)がヒカルに伝わり、それを原動力にヒカルががんばって・・・という感じで、少年漫画的にはかなり熱い展開の部分で、しかも倉田がそういうヒカルをちゃんと見ていてそれなりの展開になりつつあり、次巻は燃えるぜこりゃー!!って感じなんですけどねえ。はぁ・・・。
 でもまあ、この巻の内容だけに限って言えば、★★★★☆くらいでしょう。ヒカルが怒濤の追い上げするところなんか、かなりいい感じです。

 さて。
 未収録は6話なのですが、1巻には平均9話収録されています。ということは、次巻は3話分くらいページが空く計算です。9月発売予定とのことなので、夏掲載予定の読み切り掲載は間違いないでしょう。それでも足りないような気がするので、この間の「ハジメ」でしたっけ。あれも収録されるかもしれないですねい。
 ま、どうでもいいや(←おい)。

(発行日:2003/06/09)

 えーと。

北斗杯編 完

 ほほう。

長い間ご愛読ありがとうございました。

 ・・・
 (゜Д゜)ハァ?

今夏読み切り掲載予定

 ちと事情が飲み込めないのですが、「ヒカルの碁」はコレでおしまいってことですか?なんか信じられないっつーか、そんな終わり方でいいのかよっつーか。

 

 えー。

 「ミックスアップ」という言葉を連想したのはわしでけではなかろうて。

 いやいやこのところの展開、面白いですよ。どっちが勝つのかわかんないし。それはそうと先週あたりはなんだか版画みたいな極端な陰影のつけ方してたりして、あれ?画風変わった?とか思ったんだけど、今週はそうでもなかった。評判悪かったのかしら。でもこの人はどんどん絵の描き方が変わる人だね。いいのか悪いのか。このままいくといずれ記号にしかならないような気がしてちょっと怖い。

 大人気美少年棋士漫画(笑)。っていうか!この表紙の人は!!誰なんですか!!なんかもう伊角さんの整形手術以来、美少年のインフレ状態だなあ。まあいいんだけどさ。でもいずれ倉田さんまで美形になってしまったら、どうしよう!?

 本編は北斗杯予選の続き。連載追ってた記憶ではヒカルが負けたような気になってたんだけど、よくよく考えたらそれじゃ話が続かないよなあ。いやはやこの巻の越智と和谷はいいね。彼らだってヒカルに置いてかれて、何も期することがないわけがないモンな。
 あとはこの巻では社なんだけど、それ以上に重要なのは高永夏の言葉を受けて、ヒカルが熱くなることか。この辺が少年漫画らしくていいと思うですよ。
 そんなこんなで★★★★☆。

 どうでもいいんだけど、この間のアニメの終わりの方を見ててきづいたんだけどさ。「何でこんな強い子が低段にいるのよ」っていう女の人。このセリフってヒカルとの対局のときのセリフのはずなのに、塔矢との対局で出てきてて「なんで?」とか思ってたのよ。このセリフのあとにヒカルが扇子をならして「ビクッ」として「・・・ありません」ってのだよなあ、とか思っていたんだけど、さっきこの辺読み返してたら、この人、塔矢との対局もしてたのね。で、両方でまったく同じ反応をしてるっていう、そういう描写だったのね。つまり、ヒカルが塔矢と並ぶほどになっている、ということを表現してるのよね。・・・全然気づいてませんでした(汗)。すごいんだかなんなんだか。

(発行日:2003/04/09)

 むう。
 日中韓のJr団体戦「北斗杯」、その代表決定戦が中心になるだろうか。主軸は関西棋院の社の登場なのだが、洪秀英が再登場したり、韓国のエース高永夏のエピソードを絡めたり、はたまたヒカルは森下九段と、アキラは緒方十段とそれぞれ対戦するなど、なかなか読み応えたっぷりな内容。
 ただ、読み応えはあるけど、ありすぎというか、展開が早すぎって気もちょっとするかなあ。ってのは院生編のあたりとの比較なのでなんだけど、なんていうか、もう少しじっくりやってほしいかな、って気もするのよね。とりわけ森下戦とか。あと、前巻の続きの門脇との一局も、なんだか中途半端な感じよね。戦いの場面をあえて端折ってるように見えるというか。何度も書いてることだけど、碁の内容に踏み込みつつ話を進めてほしいなとか思うわけですよ。でも、メインターゲットが小中学生なので、あまりムツカシイ雰囲気にしたくないってのもあるのかなあ。
 でもまあ、だんだんとテンションもあがってきていい感じだと思います。今後がすごく楽しみ。
 ってことで★★★★☆

 ちなみに、オールフルカラーの回は全ページカラーで収録、しかもお値段据え置きってあたりはなかなか嬉しい。

(発行日:2003/01/11)

 ここから第2部。
 お互いを認めあったヒカルとアキラが、碁会所で仲むつまじく検討したりとか、ここからしばらくの舞台となりそうな日中韓Jr.団体戦とかってキーワードが出てきたりとか、ヒカルがゴキソたんと手合いで初対戦したりとか、いろいろあるっちゃああるのだが、全般に種まきっぽい印象が多くて、とくにこれって感想がないかなあ。ひとつ気になるのは、この辺に来てヒカルの顔が大人くさくなってきてること。なんか、大人っぽすぎる感じもあるんだよな。
 とはいえ、ぐぐっと来るセリフなんかももちろんあるわけで。ヒカルの「神の一手はオレが極めるんだ」でアキラがハッとする場面とか、いいですやね。男の子って感じです。あと、以前「もうちょっと碁の内容に踏み込んでもいいのでは?」なんてことを書いたことがあるんだけど、この巻とか、最近の連載だと少しずつ碁の内容にも踏み込んでいってる場面も見られますな。や、佐為がいなくなったところでこの漫画としてはもはやファンタジーではなくなっていて、ますますスポコン的な要素を強くしていくのだとしたら、その競技の内容に踏み込んでいくのはごく自然なことだと思います。ま、あまり難しいこと書かれてもアレなので、「はじめの一歩」で宮田や鷹村が観客席から解説するような感じでの踏み込み方で十分だと思うんですけどね。その辺絡みつつ、今後面白くなっていってくれるといいなと。
 つーことで★★★☆☆。いや、この巻だけだと、やっぱりねえ。

 この巻、門脇との決着がつくとこまで収録して欲しかったなとか思うですが、次巻の興味としてこの間のオールカラーの回。あれ、是非コミックスでもオールカラーにして欲しいよなあ。少年ジャンプコミックスでは無理だろうか。

(発行日:2002/10/09)

 この巻はなんと!奈瀬たんが表紙だ!!・・・って騒ぐほどじゃないな。んで内容としては第1部と第2部(?)の間にやってた番外編。表紙の奈瀬のほか、塔矢、加賀、三谷、倉田、佐為にスポットをあてた読み切りのみの収録。
 で、企画としてはいいし、実際本誌で読んでるときはふんふんという感じで読めてたんだけど、こうやって改めて単行本になるとすごく物足りない感じね。特に塔矢と三谷の話は、それぞれがヒカルと接触する直前の話なんだけど、それだけにその一話だけで話は完結していない。これ読んだ後に単行本で該当話を読めば繋がるんだけど、これだけじゃなあ、って気がしちゃうな。
 奈瀬、加賀、倉田の話にしてもどうにも尻切れトンボの印象があるんだよな。結局いずれも行間(?)にこの話があって本編があるんですよ、的なスタンスで書かれているため、それぞれ一話だけでは成立しないってことなんだよな。
 唯一の例外が佐為の話。というか、この話は佐為が普通にいるときのヒカルと佐為の1エピソードって感じ。せっかく佐為の読み切りを書くなら、秀策と佐為が出会う話とか、佐為が生きていたときの話とか、読者としてはそういうのを読みたいって人が多いんじゃないかと思うんだよな。だって、この話だと、結局ゴキソを負かす話となんら変わらないもんね。ただ佐為を出したかっただけじゃないか?とか勘ぐってしまう。

 そんなこんなでこの巻に限っては★☆☆☆☆。なんせこの巻だけ読んでわかる話ってのがないし。加えて、この巻だけすっぽりなくても前後何も問題なく読めてしまう。結局、三谷や加賀、奈瀬なんていう普段スポットがあたらないが人気のある脇役を書くだけの、単なるファンサービスでしかなかったのかな、とね。

 次巻からの第2部に期待ってことでひとつ。

(発行日:2002/08/07)

 気がつけばもう17巻も出てるのね。長かった・・・。
 この巻では佐為編完結まで収録。前巻、伊角さんとの対局で自分の碁の中に佐為を見つけたヒカル。ようやく復帰して連戦連勝、ついに塔矢アキラとプロ初対決・・・というか、佐為の力を借りないでの対局は初めてか。塔矢はヒカルの中にsaiを見、お互いに生涯のライバルとなることを再確認する、という感じだろうか。なんかもう、これで最終回でいいんじゃないの?というくらいしっかりまとまった印象。15〜6巻あたり、佐為がいなくなってからのヒカルの迷走っぷりも、この巻とまとめて読むとしっくりくる。この辺、何度か読み返して、読むたびに胸が熱くなったよ。いやあ、いいね。
 つーことで★★★★★。

 この先どう展開していくのか、どのくらい続いていくのかわからないが、これ以上面白くなってくれることを期待する。けして数年後に「ヒカルの碁は17巻までだよな」とか言われないようになってもらいたい。むしろ「18巻から先が面白いんだよ!」とか言われるようになってホスィ。
 とりあえずここまでは名作。

(発行日:2002/06/09)

 迷走するヒカルはひとまずおいといて伊角さん中国修行編。
 伊角さんはまた整形手術をしたらしいのだが、それはさておき。いや、さておかねえぞ。この表紙の人は誰なんですか。ヒカルや和谷と一緒に回転寿司食ってた伊角さんはどこへ行ったですか(笑)。まあそれはともかく、自分の弱点を知り、それを克服しようとする伊角さん萌え。こうやって読むと、ああなるほどこの伊角さんの話があってヒカルの復活があるわけだよなあ、とは思うのだが、それにしてもやっぱちょっと長すぎかなあ。伊角さんはファンが多そうだからサービスのつもりなんだろうか。
 んでもってこの巻最終話でヒカルが佐為と再会。ひさびさにじわっと来ますな。

 んー、でもなあ。正直最初の頃の熱さがなあ。っつーことで★★☆☆☆。
 この先どう持っていくのかね。

 ところで背表紙は桑原本因坊。なじぇ?もう誰でもいいんか?っつーか誰でもいいの?前巻が2度目の佐為たんだったから、ヒカルか伊角さんでもよかったんじゃねーかとか思うんだけど、だめっすか?

(発行日:2002/03/09)

 なんと佐為編終了ですって!
 うーん、まあたしかにそういう兆候もあったし、納得なんだけどさあ。しかしだとしたらますますこの間の伊角さん編は無駄じゃない?あれこそ番外編でやるべき内容だった気がする。まあ、伊角さんの活躍が聞こえてきてヒカルが復活するってのもあるんだろうけど、だとしても長すぎだし。
 本編は春から再開ってことだけど、今後はどうなるんだろう?ヒカルかまたはほかの棋士にほかのスタンド幽霊がとりついたりして。それじゃあ如何にもだなあ。普通の(?)囲碁漫画というか少年成長モノになるんだろうか。いずれにしても楽しみだけどね。
 んで次号からはほかのキャラを主人公にした番外編シリーズみたいのらしい。加賀とか三谷とかも復活すんのかいね。あるいは金子たんとか。あー、囲碁部モノはあるだろうなあ。「あかりの碁」とかね。......ハァハァ(←おい)